「どんな本(ほん)をよもうかな?」、「おもしろい本(ほん)をみつけたい!」と思(おも)っているみなさん。としょかんでは、そんなみなさんにおすすめしたい本(ほん)を70さつえらんでみました。
ぜんぶとしょかんにあります。本(ほん)がみあたらないときは、どんどんとしょかんのひとにきいて、大(だい)すきな本(ほん)をみつけてください。
さて、お気(き)にいりの本(ほん)は、みつかるかな?
雪わたり
福音館書店
雪(ゆき)がすっかりこおりついた朝(あさ)。四郎(しろう)とかん子(こ)は雪(ゆき)ぐつをはいて、野原(のはら)に出(で)ました。
すると、ふたりは小(こ)ぎつねの紺三郎(こんさぶろう)に会(あ)い、月夜(つきよ)の幻燈会(げんとうかい)にさそわれました。
その幻燈会(げんとうかい)は11才(さい)より小(ちい)さい人(ひと)しか来(こ)られないと言(い)うのです。
兄(にい)さんたちは、ばかされるからやめろと言(い)いましたが、ふたりはよろこんで、でかけます。
いったい、どんな幻燈会(げんとうかい)なのかしら・・・
キック、キック、トントン。
こぎつねコンとこだぬきポン
童心社
きつねのかぞくは、たぬきのことを「わるがしこくてひどいやつ」と思(おも)っていました。
たぬきのかぞくは、きつねのことを「ずるがしこくておそろしいやつ」と思(おも)っていました。
ところが、きつねの子(こ)のコンとたぬきの子(こ)のポンは、なかよしになってしまいました。
そして、コンがポンにばけ、ポンがコンにばけて、それぞれの家(いえ)に帰(かえ)っていきますが…
いやいやえん
福音館書店
しげるは、かおをあらっていません。ようふくもきていません。朝(あさ)ごはんも食(た)べていません。
夕(ゆう)べ、買(か)ってもらったじどうしゃが赤(あか)だったのが、気(き)にいらなくて、なにもかもいやになってしまったのです。
ちゅーりっぷほいくえんの先生(せんせい)は、いやいやえんに行(い)くことをすすめます。
いやいやえんってどんなところなのでしょう?
大雪
岩波書店
あしたは子(こ)どものそり大会(たいかい)。きょうだいのウルスリとフルリーナはそりづくりをしていました。
フルリーナは雪(ゆき)の中(なか)、そりにつける毛糸(けいと)を買(か)いに行(い)くのですが、帰(かえ)りがおそくなり、なだれにあってしまいます。
兄(あに)のウルスリが、スキーをはいてたすけにかけつけると、なんとフルリーナは木(き)にまもられてぶじでした。
次(つぎ)の日(ひ)、ふたりの作(つく)ったそりのみごとなこと。
おいしいごちそうもでて、たのしいパーティーがはじまりました。
かえるのエルタ
福音館書店
かんたは、家(いえ)に帰(かえ)るとちゅうで、エルタを見(み)つけました。
はじめはおもちゃだったエルタ。かんたといっしょに、“うたえみどりのしま”へ行(い)きます。
とちゅう、にじをわたっていると、エルタが下(した)へおちてしまって…
かんたとエルタのたのしいお話(はなし)です。
かおるのたからもの
あかね書房
杉田君(すぎたくん)からかりた本(ほん)を弟(おとうと)にいたずら書(が)きされたかおるは、なかなか杉田君(すぎたくん)にそのことを言(い)い出(だ)せません。
かおるは、かわりのおなじ本(ほん)を持(も)ってあやまりにいきますが、杉田君(すぎたくん)はいがいにも、これはおなじ本(ほん)じゃないといいます。
いたずら書(が)きされた本(ほん)は、杉田君(すぎたくん)にとって、とてもたいせつな本(ほん)だったのです。
どれみふぁけろけろ
あかね書房
プールの日(ひ)、およぎのにがてなたっくんは、学校(がっこう)に行(い)きたくありません。
ところが、「ぼくも、かえるになりたいなあ」のひとことで、かえるの学校(がっこう)に入(はい)ることになりました。
にがてだった歌(うた)もじょうずになったし、およぎだってかえるの先生(せんせい)にならったからだいじょうぶ!?
そして、雨(あめ)がほしくなったら、大(おお)きなこえでうたおう!
“どれみふぁけろけろ!!”
ふしぎなともだち
くもん出版
ぼくが転校(てんこう)してきた島(しま)の小学校(しょうがっこう)には、たっくんというかわった子(こ)がいる。
同(おな)じことをくりかえしブツブツ言(い)うし、ちっともじっとしていない。
でもまわりのみんなは、それがふつうみたいだ。
たっくんが年上(としうえ)の子(こ)にいじめられていたとき、ぼくはつかみかかっていった。
ぼくがつらい思(おも)いをしたとき、たっくんはそばにいてくれた。
ことばはつうじなくても、ぼくたちはこの島(しま)でいっしょに大(おお)きくなったともだちなんだ。
ふたりはともだち
文化出版局
あかるい「かえるくん」とちょっぴりドジな「がまがえるくん」のおはなし。ふたりはいつもなかよしで、いつもいっしょです。
ある日(ひ)、がまがえるくんはとてもかなしそうにしていました。なぜって、今(いま)までいちどもじぶんのところにおてがみがきてないんですって。
それを聞(き)くとかえるくんはうちへとんでかえり、おてがみを書(か)くのです。
車のいろは空のいろ 1
白いぼうし
ポプラ社
わたしの名前(なまえ)は松井(まつい)五郎(ごろう)。空(そら)いろのタクシーのうんてんしゅです。
ある日(ひ)、橋(はし)の上(うえ)で男(おとこ)の人(ひと)をのせると、その人(ひと)は山(やま)ねこでした。
いったいどこに行(い)けというのでしょう。
いつだったかは、きつねのきょうだいをのせたこともありました。
なんだかこのごろ、ふしぎなことばかりおこるのです。
あのね、わたしのたからものはね
偕成社
1年生(ねんせい)のメアリィ・ジョーのクラスでは、まい朝(あさ)、だれかがみんなの前(まえ)で、じぶんのたからものの話(はなし)をすることになっていました。
はずかしがりやのメアリィは、なかなか話(はな)すことができません。
とうとう話(はなし)をしていないのはひとりだけになってしまいました。
そんなある日(ひ)、メアリィのあたまにすばらしいかんがえがひらめいたのです。
おおきいツリーちいさいツリー
大日本図書
もうすぐクリスマス。ウィロビーさんのおやしきに、みたこともない大(おお)きいツリーがとどきました。
大(おお)きすぎるので、ツリーの先(さき)をちょんぎりました。のこりをアデレートがもらいましたが、やっぱり大(おお)きくてその先(さき)をちょんぎります。そののこりを…。
ツリーはどんどん小(ちい)さくなっていきます。
おおきくなりすぎたくま
ほるぷ出版
ジョニーくんの住(す)む村(むら)では、どの家(いえ)もくまのけがわをもっているのに、ジョニーくんの家(いえ)にはありません。
それがとてもくやしかったので、ある日(ひ)、大(おお)きなくまをしとめてやろうと森(もり)へ出(で)かけました。見(み)つけたのはこぐまでした。
ジョニーくんは家(いえ)でかうことにするのですが、くまはくいしんぼうで、家(いえ)じゅうのたべものや村(むら)の畑(はたけ)をあらし、村(むら)のやっかいものになってしまいます。
とうとう、くまを森(もり)にかえすことになりましたが・・・
ぼくはめいたんてい 1
きえた犬のえ
大日本図書
パンケーキが大(だい)すきなネートは、たんていをしています。
ある日(ひ)、友(とも)だちのアニーから「自分(じぶん)がかいた黄色(きいろ)い犬(いぬ)の絵(え)がなくなってしまった」との電話(でんわ)があります。
すぐにかけつけたネートは、さっそく、アニーの家(いえ)じゅうを、にわを、そしてアニーの友(とも)だちの家(いえ)をさがしてまわります。
どうしても見(み)つからず、家(いえ)にもどったネートとアニーはアニーの弟(おとうと)に会(あ)いますが…。
このじけんは「絵(え)の色(いろ)」にひみつがありました。
めいたんていネートの本(ほん)は、シリーズになっています。
きかんしゃ1414
偕成社
きかんしゃの1414(いちよんいちよん)は、長(なが)い間(あいだ)、はたらきつづけて、とってもつかれていました。
ある日(ひ)、やっと休(やす)みがもらえて、ウキウキしながら、ぼうけんに出(で)かけます。
少(すこ)し行(い)くと、妹(いもうと)のびょうきをなおすために、氷(こおり)の野(の)にさく青(あお)い星(ほし)の花(はな)をさがしている男(おとこ)の子(こ)ペーターに会(あ)いました。
1414(いちよんいちよん)は、ペーターといっしょに青(あお)い星(ほし)の花(はな)をさがすことにしますが、どこに行いけばよいのやら…。
ふたりはいっしょうけんめいにさがします。そして…。
なぞなぞのすきな女の子
学研
なぞなぞのすきな女(おんな)の子(こ)が、ある日(ひ)、なぞなぞのあいてをさがしに、森(もり)にでかけました。
森(もり)にでかけた女(おんな)の子(こ)がばったりであったのは…。
「しっぽふとくて、口(くち)ばっくり。しろい歯(は)、ぎざぎざとがってて、まっかなした、ぺろぺろりとたらし、耳(みみ)もくろけりゃ、手(て)もくろい。」というやつだったのです。
はじめてのキャンプ
福音館書店
ちっちゃい女(おんな)の子(こ)なほちゃんは、おもいにもつも持(も)つし、泣(な)かないし、夜(よる)もこわがらないとやくそくして、キャンプにつれていってもらうことになりました。
ごはんをたくのも、キャンプファイヤーをするのも、流(なが)れ星(ぼし)を見(み)るのもはじめてのなほちゃんは、やくそくをまもろうといっしょうけんめいがんばります。
しかし、夜(よる)、ひとりでおしっこに行(い)かなければならなくなり、くらい中(なか)へ出(で)ていったなほちゃんでしたが・・・
はしれ、きたかぜ号
童心社
ゆきこは、青森(あおもり)のおばあちゃんの家(いえ)に行(い)くため、ひとりで、とっきゅうきたかぜ号(ごう)にのります。
まどから海(うみ)を見(み)ていると、さかなたちがあみにつかまらないように、にげています。
やがて、さかなたちは、きたかぜ号(ごう)にのりこんできます。
りすのパナシ
童話館出版
パナシは、キックトルケットの子(こ)どもで一番(いちばん)のいたずらっ子(こ)。
ある日(ひ)、きょうだいたちと、巣(す)のちかくであそんでいると、お母(かあ)さんのうなり声(ごえ)が聞(き)こえてきました。
人間(にんげん)が来(き)たのです。パナシは見(み)つかって足(あし)をうたれて、つかまってしまいます。
パナシは、どうなってしまうのでしょうか。
びりっかすの子ねこ
偕成社
犬(いぬ)やさんのすみで生(う)まれた7ひきの子(こ)ねこ。
すえっ子(こ)のねこは、お母(かあ)さんのおっぱいや、あたたかなねどこにありつけなくて、いつもおなかがぺこぺこ。
そんなある日(ひ)、ぐうぜんおちたところは、年(とし)より犬(いぬ)のあごの下(した)。そこはミルクがあって、あたたかなばしょでした。
しかし天気(てんき)のいい日(ひ)、犬(いぬ)やさんが、年(とし)より犬(いぬ)を日(ひ)に当(あ)てようと外(そと)に出(だ)したところ、子(こ)ねこもいっしょに外(そと)に出(で)て、帰(かえ)れなくなってしまいます。
ジオジオのパンやさん
あかね書房
らいおんのジオジオは、パンやさん。いろんなパンを作(つく)りながら「ぱたんぱたんきゅっきゅっ」と歌(うた)うと、どうぶつ村(むら)のあちこちからおきゃくさんがやってきます。
ある日(ひ)ジオジオがひるねをしていると、ギターの音(おと)が「ぼろろんぼろんぼろん」と聞(き)こえてきました。ギターをかかえたろばが、お店(みせ)のまえに立(た)っていたのです。ろばがギターをひくと、村中(むらじゅう)からどうぶつがあつまってきました。
ジオジオはろばに「お店みせを手(て)つだってほしい」とたのみます。
こぐまのくまくん
福音館書店
ゆきのふるさむい日(ひ)、こぐまのくまくんは、「ぼく、なにかきるものがほしい」と、おかあさんに言(い)いました。
おかあさんは、ぼうしとズボンとオーバーをつくってくれましたが、まだ、さむくてたまりません。そこで、おかあさんはどうしたと思(おも)います?
この本(ほん)には「くまくんとけがわのマント」のほか、ぜんぶで4つのお話(はなし)がのっています。
がちょうのペチューニア
冨山房
がちょうのペチューニアは、さんぽのとちゅうで、1さつの本(ほん)をひろいました。「本(ほん)をもっていると、どんどんかしこくなる」と信(しん)じたペチューニアは、どんなときも本(ほん)をもち歩(ある)きました。
そして、自分(じぶん)はうんとかしこいんだと思(おも)いこんで、ほかのどうぶつたちのそうだんにのったのですが…
うさぎがいっぱい
大日本図書
モリーおばさんのうちに、1ぴきのうさぎがやってきました。
かうつもりはなかったのですが、何(なに)か食(た)べたそうだったので、うちに入(い)れてあげました。
すると、とまりたそうだったので、ひとばんとめてあげました。
そうしたら、赤(あか)ちゃんがたくさん生(う)まれたので、かってあげることになってしまいます。
ところが、子(こ)うさぎは、どんどん大(おお)きくなって、たくさん食(た)べるようになったから、さあ、たいへん!
おそうじをおぼえたがらないリスのゲルランゲ
福音館書店
あるところに、元気(げんき)でかわいい、リスのゲルランゲがいました。
ゲルランゲは、大切(たいせつ)なしっぽでおそうじするのが大(だい)きらい。
そのためにかぞくにしかられて、家(いえ)を出(で)ることになってしまいます。
野宿(のじゅく)したって、オオカミに食(た)べられたって、おそうじをおぼえるよりましだ!と、つよがって旅(たび)に出(で)ます。
ところが、えだから足(あし)をふみはずし、よりにもよってオオカミのせなかに落(お)ちてしまうのでした。
ゲルランゲがあぶない!
くまの子ウーフ
ポプラ社
くまの子(こ)ウーフは、あそぶのと、食(た)べるのと、なめるのが大(だい)すき。それから、いつも何(なに)かかんがえるのがすきです。
「さかなにはなぜベロがないのか?」
「きつつきの見(み)つけたたからとはなにか?」
「ウーフはおしっこでできているのか???」
なんだかむずかしそうだけど、ウーフは、こたえを見(み)つけることができたのでしょうか?
そして、そのこたえとは…
ながいながいペンギンの話
理論社
この話(はなし)は、みんながよく知(し)っているペンギンが主人公(しゅじんこう)。
ぼうけんが大(だい)すきなルル、なき虫(むし)のキキのきょうだいが、大(おお)きな氷(こおり)にのってあそぶうちに、遠(とお)くへながされたり、大(おお)かもめにおそわれたり、人間(にんげん)と友(とも)だちになったりします。
さむいなんきょくで、元気(げんき)にそだつペンギンきょうだいのお話(はなし)です。
くわずにょうぼう
福音館書店
よくはたらいて、めしはくわないにょうぼうがほしいと思(おも)っていたよくばり男(おとこ)のところへ、そのとおりのうつくしいむすめがよめに来(き)ました。
ところが、しばらくして男(おとこ)がくらを見(み)てみると、どうしたことか米(こめ)だわらがごっそりへっていました。
おかしいと思(おも)った男(おとこ)が、ある日(ひ)、みはっていると、なんとにょうぼうはあたまのてっぺんにも口(くち)があって、その口(くち)でつぎつぎににぎりめしを食(た)べていました。じつは、にょうぼうはおそろしいおにばばで…。
うさぎのみみはなぜながい
福音館書店
とおいむかしのおはなし。
うさぎが神(かみ)さまに、自分(じぶん)を森(もり)一番(いちばん)の大(おお)きいどうぶつにしてくださいとたのみます。
神(かみ)さまは、とらと、わしと、さるのかわをもってきたら、かなえてやろうとやくそくします。それはとてもむりだと、うさぎはがっかりします。
だって、一番(いちばん)つよくて、一番(いちばん)むごくて、一番(いちばん)ちえのあるどうぶつたちなんですもの。
うさぎは、3びきのかわをもっていけるのでしょうか。そして、大(おお)きくしてもらえるのでしょうか。
天の火をぬすんだウサギ
評論社
むかし、まだ火(ひ)が天(てん)の人(ひと)のすむ、高(たか)い山(やま)の上(うえ)にしかなかったころ、冬(ふゆ)のさむさでふるえていたどうぶつたちは、その火(ひ)をとってこようとしました。
そして、かしこいウサギが、松(まつ)ヤニをつけたハネかざりを頭(あたま)につけて、天(てん)の人(ひと)とおどりながら火(ひ)に近(ちか)づきます。
ハネに火(ひ)がついたので、ウサギはにげますが、どうぶつたちの所(ところ)にに火(ひ)を持(も)っていけるでしょうか?
スーホの白い馬
福音館書店
モンゴルのがっき「馬頭琴(ばとうきん)」がどうしてできたのかというお話(はなし)です。
むかし、モンゴルの草原(そうげん)に住(す)むひつじかいの少年(しょうねん)スーホは、白(しろ)い子馬(こうま)をひろって大切(たいせつ)にそだてました。
でも、りっぱにせいちょうした白(しろ)い馬(うま)はけいば大会(たいかい)でゆうしょうしたために、とのさまにとりあげられてしまいます。
白(しろ)い馬(うま)はにげだして、大(だい)すきなスーホのもとへ帰(かえ)ろうとしますが…
世界のむかしばなし
のら書店
おばあさんが、みちばたでひろった金(きん)のつぼが、てつになり、石(いし)になっていく「いたずらおばけ」、ほんとうにくぎだけでスープがつくれるのかなあ?「くぎスープ」など、世界中(せかいじゅう)につたわるおもしろいむかし話(ばなし)をあつめた本(ほん)です。
日本のむかしばなし
のら書店
とんとんむかし、しろという犬(いぬ)をだいじにそだてている、おじいさんとおばあさんがいました。
あるとき、しろの言(い)うとおりにとなえごとをすると、おじいさんたちは、どんどんお金(かね)もちになっていきました。
それを知(し)った、となりのよくばりばあさんは…。
ごぞんじ、「花(はな)さかじい」のほか、ぜんぶで13のおもしろいむかし話(ばなし)がのっています。
ねむりひめ
福音館書店
むかし、ある国(くに)に王(おう)さまとおきさきさまがいました。
やっと生(う)まれたおひめさまのおいわいの日(ひ)、うらない女(おんな)に、「15才(さい)で死(し)ぬ」と予言(よげん)されてしまいました。
もう1人(ひとり)のうらない女(おんな)が、「死(し)なないが、100年(ねん)ねむりつづけます」と、のろいをかるくしますが、15才(さい)になった日(ひ)、おひめさまは、本当(ほんとう)にふかいねむりについてしまうのでした。
いっしょに、王(おう)もおきさきもお城(しろ)じゅうのものがねむってしまいます。
はんぶんのおんどり
瑞雲舎
あるところに2人(ふたり)の兄弟(きょうだい)がいました。
お父(とう)さんがのこしたざいさんを半分(はんぶん)ずつわけることになりましたが、よくばりな兄(あに)は弟(おとうと)にお金(かね)をわたしません。
弟(おとうと)がかわいがっていた、りこうなおんどりまで、まっぷたつにわって、半分(はんぶん)しかわたしませんでした。
弟(おとうと)が手当(てあて)してやると、おんどりは、1本(いっぽん)足(あし)であるき、半分(はんぶん)になったしたでしゃべりだしました。
「わたしのいのちを たすけてくれたあなたに おれいをするときがきました。さあ、いっしょに王(おう)さまのところへ行(い)きましょう。」
エルマーのぼうけん
福音館書店
ゆうかんな男(おとこ)の子(こ)エルマーは、としとったのらねこから、どうぶつ島(じま)にとらえられている、かわいそうなりゅうの子(こ)の話(はなし)を聞(き)きました。
そこで、エルマーはたすけに行(い)くことにします。
ねこにおしえてもらい、チューインガムとキャンデーと、わごむとながぐつ、じしゃく、歯(は)ブラシと歯(は)みがき、虫(むし)めがね、ジャックナイフ、くしとヘアブラシ、ちがった色(いろ)のリボンなどを持(も)っていきますが、どうぶつたちの手(て)から、りゅうの子(こ)をすくいだすことができるでしょうか?
あおい目のこねこ
福音館書店
あおい目(め)のこねこは、おなかがへることのないようにと、「ねずみのくに」をさがす旅(たび)にでかけました。
とちゅうで、いろいろなどうぶつに会(あ)って、「ねずみのくに」がどこにあるのか聞(き)きますが、だれも知(し)りません。
もうすこし行(い)くと、5ひきのきいろい目(め)をしたねこに会(あ)い、やっぱり「ねずみのくに」をさがしているというので、いっしょにさがすことになりました。
早(はや)くおなかいっぱいねずみを食(た)べたいと思(おも)うねこたちですが、はたして、「ねずみのくに」は見(み)つかるのでしょうか?
うなぎのうーちゃんだいぼうけん
福音館書店
南(みなみ)の海(うみ)でうまれた、赤(あか)ちゃんたまごのうなぎのうーちゃんは、日(ひ)ごとにほそ長(なが)いからだにかわりながら、北(きた)へとおよいでいきました。
やがて日本(にほん)の川(かわ)にたどりつき、木(き)のねっこのすきまを見(み)つけ、そこにすみはじめました。
からだはだんだん黒(くろ)くなり、なん年(ねん)かすると、1メートルの長(なが)さになっていました。
ところが10年目(ねんめ)の秋(あき)、とつぜんうーちゃんは、南(みなみ)の海(うみ)にむかってふたたび たびをはじめるのです。
たんたのたんけん
学習プラス
たんのたんたは、くりのき町(まち)で一番(いちばん)いさましい男(おとこ)の子(こ)。
5才(さい)のたんじょうびに、どこからかふしぎなちずがまいこみます。
たんたは、このちずを持(も)ってさっそくたんけんにでかけます。
すると、同(おな)じようにたんけんに行(い)くひょうの子(こ)と出会(であ)いました。
ふたりは、牛(うし)のしっぽ川(がわ)をわたり、わにの石(いし)をまがって、ジャングルへ…。
ゆきのうえゆきのした
福音館書店
冬(ふゆ)、雪(ゆき)の下(した)には、せかいとはべつのひみつのせかいがあります。
小(ちい)さな生(い)きものたちが、さむさやてきからみをまもってくらしているのです。
たとえば、トガリネズミはコケだらけのトンネルにすんでいます。
シロアシネズミはどうぶつの毛けで作(つく)ったすの中(なか)でくっつきあってねむっています。
ウシガエルは冬(とう)みん中(ちゅう)。オタマジャクシだったころを思おもい出だしながら…。
目(め)をさましたシマリスはすみかの中(なか)でお食事(しょくじ)。
クロクマやマルハナバチの女王(じょおう)はまだ冬(とう)みん中(ちゅう)で…。
雪(ゆき)の下したには春(はる)をまつ、たくさんの生(い)きものたちがいます。
みしのたくかにと
こぐま社
あるところに、とても元気(げんき)のない王子(おうじ)さまがいました。べんきょうばかりして、外(そと)であそべなかったからです。
王子(おうじ)さまは、こんなせいかつがいやでした。そして、ある日(ひ)「みしのたくかにとのほかは、なにも食(た)べない。」と言(い)ってしまいました。
さあ、大臣(だいじん)たちはこまってしまいます。
いったい、❝みしのたくかにと❞ってなんなのでしょう?
王子(おうじ)さまは、元気(げんき)になるのでしょうか?
ももいろのきりん
福音館書店
るるこがもも色(いろ)の大(おお)きな紙(かみ)で作(つく)ったキリカは、世界一(せかいいち)つよくて、きれいなきりんです。
でも、夜中(よなか)の雨(あめ)で、外(そと)に出(で)ていたキリカのくびは、ずぶぬれになって色(いろ)がはげてしまいました。そこで、キリカはるるこをのせて、クレヨンの木(き)がはえているクレヨン山(やま)に走(はし)っていきます。
ポリーとはらぺこオオカミ
岩波書店
いつもはらぺこのオオカミは、かわいい女(おんな)の子(こ)ポリーを食(く)ってやろうとたくらんでいました。
そこで、昔話(むかしばなし)の「赤(あか)ずきん」や「七(しち)ひきの子(こ)ヤギ」に出(で)てくるオオカミのまねをして、ポリーにわなをしかけますが、ところがどっこいあたまのいいポリーには、あいてにされずしっぱいばかり。
でも、ある日(ひ)とうとうポリーをつかまえて、家(いえ)につれさります。
ポリー!あやうし!
トヤのひっこし
福音館書店
トヤのかぞくはモンゴルの草原(そうげん)でヤギやヒツジをそだててくらしています。
あるあさ、お父(とう)さんがいいました。「きょうはひっこしだ。みんな、にづくりをてつだうんだぞ。」ここよりもっとたくさん水(みず)や草(くさ)があるいいところにひっこしするんだって。
テントのようにおりたためる家(いえ)、つくえ、ふく、みんなラクダのせなかにのせたら、ウマにのって、しゅっぱつ!さばくをこえ、山(やま)もこえて、ずっととおくの草原(そうげん)をめざして長(なが)いたびをするのです。
ちいさいおうち
岩波書店
むかし、ずっといなかのしずかな所(ところ)にちいさいおうちがありました。ちいさいおうちは、ここが大(だい)すきでした。
ところが、ある日(ひ)、丘(おか)や畑(はたけ)をつぶして、広(ひろ)い道路(どうろ)ができました。まわりには、どんどん家(いえ)やビルがたち、ちいさいおうちの前(まえ)や地下(ちか)に電車(でんしゃ)が走(はし)るようになりました。
夜(よる)でも明(あか)るくて、月(つき)や星(ほし)は見(み)えません。
人々(ひとびと)はいそがしそうです。
ちいさいおうちは、いなかに帰(かえ)りたいと思(おも)うのですが・・・。
あたまをつかった小さなおばあさん
福音館書店
小(ちい)さなきいろい家(いえ)にすんでいるおばあさんは、あたまをつかうことにかけては、たいした人物(じんぶつ)でした。
おばあさんは、とてもこまったとき、ぬれタオルであたまをしばり、ひとさしゆびをはなのよこにあてて、目(め)をつぶります。すると、よい考(かんが)えがうかんできて、たちまちかいけつしてしまうのでした。
おばあさんが、あたまをつかって何(なに)をかいけつしたかって?それは、この本(ほん)をよめばわ・か・る。
えっちゃんの森
フレーベル館
子(こ)ねこのミュウが、えっちゃんに言(い)いました。「とらのうちにおよばれしたんだよ。ごちそうを作(つく)りたいから、友(とも)だちをできるだけいっぱいつれておいでって。」
でも、えっちゃんはどうもへんな話(はなし)だとおもいました。
そして、しらべてみると…。
森(もり)の友(とも)だちとのお話(はなし)がいっぱいのっています。
おばあさんのひこうき
小峰書店
いなかの小(ちい)さな町(まち)に、おばあさんがひとりですんでいました。おばあさんは、あみもののめいじんでした。
ところがそんなおばあさんにも、どうしてもあみづらい毛糸(けいと)がありました。どうしてだろう?と思(おも)っていたら、なんとこの毛糸(けいと)、あめばあむほど、ふわふわととびはじめるのです。そこで、毛糸(けいと)をひこうきにしてやろうと考(かんが)えて…。
おひさまはらっぱ
福音館書店
ある日(ひ)、ゆうじはおひさまはらっぱで、なわを1本(ぽん)ひろいました。
ゆうじはこぐまのくますけと、そのなわをつかって、つなわたり、つなひき、電車(でんしゃ)ごっこをしてあそびます。
ぜんぶで9つのお話(はなし)がのっています。おなじみのぐりとぐら、うさぎのギックも登場(とうじょう)するよ。
さとるのじてんしゃ
小峰書店
みんな自転車(じてんしゃ)をもっているのに、さとるだけ自転車(じてんしゃ)がありません。おかあさんが、「もっと大(おお)きくなってからでないとあぶないから。」って言(い)うんです。
そこで、さとるはおとうさんとおかあさんに手紙(てがみ)を書(か)きます。
そして、「自動車(じどうしゃ)のはしるところでは乗(の)らないこと。」をやくそくにやっと買(か)ってもらえたのですが…。
ジェインのもうふ
偕成社
ジェインには、赤(あか)ちゃんの時(とき)から大切(たいせつ)にしてきたピンクの毛布(もうふ)がありました。
ふわっとして、あたたかく、ジェインはその「もーも」が、お人形(にんぎょう)やおもちゃやそのほかのどんなものよりも大(だい)すきでした。
でも、ジェインが大(おお)きくなるにつれて、「もーも」はやぶれて、すりへって、小(ちい)さくなってしまいました。それでも、ジェインは「もーも」が大(だい)すきでした。
そんなある日(ひ)、小(ちい)さくなった「もーも」をまどべにおいてねてしまうと…
すずめのくつした
大日本図書
アンガスの家(いえ)は、くつ下(した)を作(つく)る工場(こうじょう)をしています。
しかし、町(まち)のまんなかの大(おお)きい店(みせ)にいつもお客(きゃく)さんをとられてしまいます。
そんな、ある日(ひ)、アンガスは友(とも)だちのすずめたちにすてきなガラのくつ下(した)を作(つく)ってやりました。
すると、そのくつ下(した)が町(まち)じゅうのひょうばんになって、アンガスの家(いえ)にくつ下(した)のちゅうもんがいっぱいくるようになりました。
ふしぎなえ
福音館書店
かいだんをのぼったと思(おも)ったら、おりている。どっちが上(うえ)でどっちが下(した)なのか?
海(うみ)にうかんだ大(おお)きなビンから水(みず)がこぼれて海(うみ)になっている?
えっ、家(いえ)のかべがかいだんになっている?
ぜんぶ読(よ)むとあたまがへんになりそうな本(ほん)ですが、君(きみ)もぜひ小人(こびと)たちといっしょに、ふしぎな絵(え)の世界(せかい)にまよいこんでみてください。
ものぐさトミー
岩波書店
トミーの家(いえ)は、何(なに)をするのも自動(じどう)。朝(あさ)のおふろも歯(は)みがきも、ふくを着(き)るのも食事(しょくじ)をするのも、ぜんぶ電気(でんき)じかけのきかいがやってくれます。
でも、ある夜(よる)、あらしで電線(でんせん)がきれて、電気(でんき)じかけのきかいがとまってしまいました。それから7日(か)もねていたトミー。7日目(かめ)の朝(あさ)、電線(でんせん)がもとどおりになって、きかいが動(うご)きだしたのはいいのですが、たいへんなことになってしまいます。